ゴアの歴史文書館

最近、一昨年秋のマラバール海岸(インド西岸)調査について、思い出すことが、しばしばあります。
それはこの調査で同行したメンバーの一部と科研を組んでいて、つい先日もそのワークショップがあったことや、11月にイベリア調査したメンバーと重なっているという理由もあります。
あと依頼エッセイが1本あって、そのネタにこの調査の話を使おうかなと考えていたりもします。
あまりに壮絶な旅だったので、旅行の記憶が残りにくい私の頭にも鮮明に残っています。

成田空港に集合して、エア・インディアで、まずはデリー経由ムンバイへ。機内はすでにカレーの匂いです。
最初はムンバイに1泊して、そこから飛行機でインド最南端のコモリン岬を目指し、そこから徐々にミニバスで北上するという行程でした。毎日早朝に出発して、夜中に次の目的地のホテルへ着くという強行軍。
極め付きは、3段ベッドの寝台列車で、ほかのメンバー(全員男性)に混ざって寝るという体験。危険かも(?)という理由で、日本中世対外関係史の大御所M先生に、私の下段に寝ていただいたら、M先生はインド人男性に一晩中見つめられて、「身の危険を感じた」と翌朝おっしゃってました。

最終日、私は他のメンバーと別れて残り、1週間ゴアの歴史文書館で『モンスーン文書』のオリジナルを調査いたしました。
ゴアに到着してから、色々と我々の面倒を見てくれたHeritage Holidays & Travelsという旅行会社の支配人SAVIO PINTO氏に、調査後のマイクロフィルム代の支払いや郵送など手伝ってもらいました。
この旅行会社は、日本のインド旅行大手アショカツアーズの斡旋で我々の面倒を見てくれたのですが、ガイドさんも支配人も誠実で、きちんとした人でした。
ゴアの歴史文書館で、大量のマイクロ撮影してもらう場合、それなりに時間がかかりますし、代金の支払いも現地でしかできないので、こういう代理人の手配は必須だと思います。

今日、たまたまPINTO氏から、メールが送られてきました。ゴアを発ったときは、すぐにまた調査で戻るつもりだったのですが、結局もう1年以上も経ってしまいました。しばらくゴアへ行けるか分かりません・・・・。
でも言葉のわからない場所でのフィールドワークには、やはり信頼できるガイドさんが必要ですから、いいご縁があったと思います。ちなみにPINTOはポルトガル系の姓です。ご本人はふつうにインド人だと言ってましたが、我々からみると西洋人の血が混じっているように見えました。

もしかしたらゴアでフィールドワークするかもしれない方のために、会社の案内を記しておきます。
Heritage Holidays & Travels,
208, Citicentre, 2nd Floor,
19, Patto Plaza,
Panjim-Goa.403001.

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by mihokodesousa1 | 2011-02-03 22:20 | 研究の旅

南蛮貿易、大航海時代、マカオ、長崎など


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