ヨリッセン先生

大学院時代の恩師のヨリッセン先生が3月21日に、56歳の若さで亡くなられました。
諸々の新聞にも訃報が出ていました。
かなり悪い状況というのは数週間前に知らされていましたが、その後一時持ち直したとも伺っていたので、少し楽観的になっていました。
私はヨリッセン先生のもとで、初めて修士から博士に進学し、そして学位まで出していただいた学生でした。先生は現代文学も専門にされていたので、門下には色々な分野の学生が在籍していたと思いますが、松田毅一先生につながる南蛮学の系譜を一応受け継いで、独立した研究者として世に出ているのは、現在のところ、私ひとりだったと思います。
ここ数年間、仕事、留学、結婚、出産、育児と研究活動などで目まぐるしく、京都の方を振り返る余裕がまったくなく、先生には本当にご無沙汰してしまっていたのが悔やまれます。
故人との思い出は、自分の胸の奥深くで、大切にとっておきたいので、これ以上はここで語ることはしません。
校舎の廊下を自転車で走り回ったり、新しい発見があると、いつも少年のように興奮して話してくれた、子供のような笑顔の南ドイツ人のまま、これからもずっと私の記憶の中にあり続けるのだと思います。
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by mihokodesousa1 | 2013-03-30 23:21

南蛮貿易、大航海時代、マカオ、長崎など