サラディナーサ読んだ。

今日は複数のメディアから取材がありました。近いうちにブログにアップできると思います。
最近、独り言のようなネタばかりで、仕事の話を書いていませんが、本当は激烈に仕事してます。
ブログはちょっと空気抜き的存在になりつつあるかも。

少し前に某雑誌の特集で、「GW中に読める世界史の本」という取材を受けました。3つのジャンルで、一般の人も手に取りやすい世界史の本(流行りのダイアモンドさんあたり)、家族で楽しめるビジュアル世界史、そして世界史に興味がもてる漫画!というジャンルです。

世界史に興味が持てる漫画と聞いて、ベルバラと三国志くらいしか思いつきませんでした。最低3作あげよとのことでしたので、困った。ネット検索すると、どうやら私の研究テーマに近い、フェリペ二世の時代の船乗りの大河歴史漫画が存在する模様。
「サラディナーサ」というタイトルです。名前は前から知っておりましたが、アイユーブ朝のサラーフッディーンの話かと思っておりました。それはそれで読んでみたいけど。
さっそく文庫版を古書で購入。1巻から5巻まで半日で読み終えました。
子どもがおもちゃで遊ぶ横で読みふけり、ダンナが子どもに食事を食べさせている傍でさらに読みふけり、かなり没頭。
主人公は架空の海の一族ですが、以前から興味をもっているジェノヴァのアンドレア・ドーリアの一族がモデルということで、ワクワク。
最初は比較的史実も織り込みながらという努力も見えましたが、後半はフェリペ二世の弟ドン・フアン・デ・アウストリア(主人公の婚約者)がオランダ側で名前変えて生き残ったり、かなり史実と違う展開。
読み終わってから、ドン・フアンは、同時代にポルトガルの王位をめぐってフェリペと争ったプリオール・ド・クラトが混入した人物像だと気づきました。
プリオール・ド・クラトことアントニオは、ポルトガル国王ジョアン三世の弟で皇太子だった時期もあるドン・ルイスの庶子で、母親はコンベルソ(改宗ユダヤ人)と言われています。
世界史に興味をもつきっかけということでは、推薦できる漫画だと思います。
16世紀は日本史も世界史も、群雄割拠で面白いです。
東京大学出版会の広報誌《UP》4月号「東大教師が新入生にすすめる本」特集で、漫画ではない本を推薦しておりますので、こちらもご覧ください。
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by mihokodesousa1 | 2013-04-19 22:07

南蛮貿易、大航海時代、マカオ、長崎など


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