長崎郷土史研究者との交流

長崎は郷土史が熱いところです。
地元の郷土史家の間で刊行されている雑誌は貴重な史料の紹介や、地元ならではの興味深い研究の宝庫で、よくお世話になります。
先年の長崎れきぶんぱくでの講演で知り合った宮本次人さんの『ドン・ジョアン有馬晴信』(海鳥社)を送っていただきました。
地元ならではの有馬晴信への想いが随所に感じられる本です。
その最終章で、晴信の遺品といわれる山梨県天目山栖雲寺の十字架を手にする虚空蔵菩薩像について言及されていました。
有馬晴信の研究者の間では有名なようですが、私は恥ずかしながら今まで知りませんでした。
この菩薩画は、長年有馬晴信が、晩年に描かせた自画像とも言われてきたそうですが、2011年に京都大学の吉田豊教授(文献言語学)が、マニ教のイエス像であることを指摘したとのことです。
それ以前に2006年には東北大学の泉武男教授が、景教のイエス像であるとの見解を示されています。
いずれにしても、南宋~元代に寧波を中心に栄えた「寧波仏画」の流れをくむ可能性が高いと言われています。
その後、研究者交流メーリングリストで、非有馬晴信伝来説も説得力あるものが出てきたため、この部分改変しました。
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by mihokodesousa1 | 2013-04-27 22:26

南蛮貿易、大航海時代、マカオ、長崎など


by mihokodesousa1