小論と講演録

前回の記事に出ていた大先生というのは、ワン・グングー、パトリック・オブライエン、デビッド・フォー、ビリー・ソーなどの、いわゆる「グローバル・ヒストリー」の大御所先生方ですが、みなさん、非常に気さくです。
大規模なコンベンションだと、ひな壇の上にいて、近づくことも無理そうですが、小さな研究会だと、一緒にローカルバスに乗ったり、カフェでお茶したり、すごく和やかにお話できます。
気軽に話せるのは、本来こういう先生方が気さくなのと、私は彼らがどんだけ偉いか知らないので(偉いということは、周りの人の扱いでなんとなく分かる)、普通の年配の方と話している感覚だからなのかと思います。

最近、以下の小論と講演録が刊行されました。
どちらも、産後1ヶ月の頃に書いたものなので、この程度の内容なのは、許容範囲かと。
産後6ヶ月くらいは(ってことは最近まで)、思考回路が所々ショートしてますので、一行書くのも一苦労。
その苦労は、経験者にしか分かり得ないと思う。

●「適塾記念講演会 大坂・京都のキリシタンー受容における特徴から」『適塾』 47号、大阪大学適塾記念センター
●「【歴史手帖】パリへ渡ったキリシタンの聖画―外海の聖母マリア画が語るもの―」『日本歴史』799号

ついでに、少し前に戦国期~江戸初期の日本=シャム貿易についての小論を収載した次の本が刊行されました。
平尾良光・飯沼賢司・村井章介編 『大航海時代の日本と金属交易』思文閣出版。

歴史手帖の方は、去年から進めているパリカプチン修道会本部の外海のマリア像の話です。
外海のマリア15玄義図のオリジナルが原爆で焼失している以上、このマリア像は、外海の信仰対象の絵画として、非常に貴重なものです。
今回パリで、なんとか問題の記述がある原文書を手に入れようとしたのですが、実質滞在日数2日で、自分の報告以外に、ロン・ハリス報告へのコメンテーターも依頼されていたので、AMEPには行けず。その代わりに、会議中に知り合ったEHESSの日本史研究者の方に、AMEPへ資料を取りに行っていただく手配ができました。今月中に原文書コピーが入手できるはずです。この絵に関して、新たに2つの論考を準備中なので、なんとか間に合わせたいところです。

ロン・ハリス氏は、最近研究交流のある、イギリス資本主義史の研究者です。この本が世界的に有名らしい。私も日本語訳の方を買って読んでみました。
Industrializing English Law: Entrepreneurship and Business Organization, 1720-1844 (Political Economy of Institutions and Decisions)
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by mihokodesousa1 | 2014-12-10 13:47 | 研究業績

南蛮貿易、大航海時代、マカオ、長崎など


by mihokodesousa1