はるていすの歴史

南蛮菓子長編エッセイもいよいよ佳境に入ってきました。最近、やたらと菓子ネタに走るのは、このエッセイ執筆のこぼれ話です。
「はるていす」として、『南蛮料理書』にもでてくる、長崎名物南蛮菓子のひとつ。江戸時代初頭には、かすてぼうろ(カステラ)よりも、文献に名前が出てくる「ファルテ」というお菓子が起源のようです。
これは、現在、マカオの郷土デザートの一つでもあり、砂糖づけフルーツなどに、東南アジアの丁子、インドのシナモンなどを混ぜて、餡をつくり、餃子状の皮に包んでオーブンで焼いた(揚げるところも)ものとされています。
むかし、東大史料編纂所が翻訳した『イギリス商館長日記』には、「アーモンド入り菓子パン」と訳されています。ちょっとイメージが違うなぁ。
『南蛮料理書』に出てくるレシピも、だいたいマカオの「ファルテ」に似ているかな。材料全然足りてないけど。

現在、九州の南蛮ゆかりの土地の町おこしで、新手の南蛮菓子開発が、ちょっとしたブームのようですが、おかしな開発品を作るよりは(駄洒落)、ぜひどこかでファルテを作っていただきたい、と思っております。
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by mihokodesousa1 | 2016-01-12 23:30

南蛮貿易、大航海時代、マカオ、長崎など


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