咲耶会東京支部会

旧大阪外国語大学の同窓会「咲耶会」での講演にご招待いただきました。
会場にいらした方の中には、さっそく本を買ってくださっていた方や、このブログをチェックしてくださっている方がいて、嬉しい驚きでした。
もっとブログを充実させていかねば、と思いました。

講演会には恩師の武田佐知子先生が応援にかけつけてくださり、写真まで撮ってくださいました。
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私の日本語の話し方のマズさに対するご指摘も会場からあり、真摯に受け止めようと思います。
とはいっても、日常でもほとんど日本語を話していないので、話し方教室にでもいかなければ、直りそうにありませんが。

大阪外国語大学はもともと単科の小さな大学で、大学そのものは外国語学部として阪大と合併してしまいましたが、司馬遼太郎や陳舜臣など、有名な歴史作家を輩出している、少数精鋭なところです。
当日、会場にいらした方々も、なかなか風采の立派な紳士・淑女の方が多かったような気がいたします。

会場は学士会館だったのですが、初めて入りました。重厚な雰囲気で、中の喫茶店もなかなか素敵でした。神保町の散歩ついでに、おすすめの場所です072.gif
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# by mihokodesousa1 | 2011-02-17 13:05 | 日々つれづれ

ゴアの歴史文書館

最近、一昨年秋のマラバール海岸(インド西岸)調査について、思い出すことが、しばしばあります。
それはこの調査で同行したメンバーの一部と科研を組んでいて、つい先日もそのワークショップがあったことや、11月にイベリア調査したメンバーと重なっているという理由もあります。
あと依頼エッセイが1本あって、そのネタにこの調査の話を使おうかなと考えていたりもします。
あまりに壮絶な旅だったので、旅行の記憶が残りにくい私の頭にも鮮明に残っています。

成田空港に集合して、エア・インディアで、まずはデリー経由ムンバイへ。機内はすでにカレーの匂いです。
最初はムンバイに1泊して、そこから飛行機でインド最南端のコモリン岬を目指し、そこから徐々にミニバスで北上するという行程でした。毎日早朝に出発して、夜中に次の目的地のホテルへ着くという強行軍。
極め付きは、3段ベッドの寝台列車で、ほかのメンバー(全員男性)に混ざって寝るという体験。危険かも(?)という理由で、日本中世対外関係史の大御所M先生に、私の下段に寝ていただいたら、M先生はインド人男性に一晩中見つめられて、「身の危険を感じた」と翌朝おっしゃってました。

最終日、私は他のメンバーと別れて残り、1週間ゴアの歴史文書館で『モンスーン文書』のオリジナルを調査いたしました。
ゴアに到着してから、色々と我々の面倒を見てくれたHeritage Holidays & Travelsという旅行会社の支配人SAVIO PINTO氏に、調査後のマイクロフィルム代の支払いや郵送など手伝ってもらいました。
この旅行会社は、日本のインド旅行大手アショカツアーズの斡旋で我々の面倒を見てくれたのですが、ガイドさんも支配人も誠実で、きちんとした人でした。
ゴアの歴史文書館で、大量のマイクロ撮影してもらう場合、それなりに時間がかかりますし、代金の支払いも現地でしかできないので、こういう代理人の手配は必須だと思います。

今日、たまたまPINTO氏から、メールが送られてきました。ゴアを発ったときは、すぐにまた調査で戻るつもりだったのですが、結局もう1年以上も経ってしまいました。しばらくゴアへ行けるか分かりません・・・・。
でも言葉のわからない場所でのフィールドワークには、やはり信頼できるガイドさんが必要ですから、いいご縁があったと思います。ちなみにPINTOはポルトガル系の姓です。ご本人はふつうにインド人だと言ってましたが、我々からみると西洋人の血が混じっているように見えました。

もしかしたらゴアでフィールドワークするかもしれない方のために、会社の案内を記しておきます。
Heritage Holidays & Travels,
208, Citicentre, 2nd Floor,
19, Patto Plaza,
Panjim-Goa.403001.

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# by mihokodesousa1 | 2011-02-03 22:20 | 研究の旅

母校同窓会で講演会

大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)は、私の出身校であるにもかかわらず、同窓会とは無縁でしたが(あまり過去に縛られないタイプ)、このたび同窓会で講演会を企画してくださいました。
ありがたいことでございます。
詳細は次のとおり。

日時:2月12日(土)12:00~14:00
会場:学士会館
    地下鉄「神保町駅」A9出口下車徒歩1分
講師:岡美穂子(1998年PB語卒業)
演題:「中華帝国とポルトガルの狭間にて―マカオ商人の系譜―」

今年はすでに毎月、講演、コメンテーター、学会報告予定が入ってしまいました。毎月異なるネタを用意するのは、正直言ってかなり大変です・・・。
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# by mihokodesousa1 | 2011-02-02 13:07 | 学会報告

堺の商人

引き続き、長崎豪商で朱印船貿易家として有名な末次平蔵の話です。
初代平蔵の父、末次興善は、博多商人として有名で、私もすっかりそうだと思い込んでいたのですが・・・。

とある史料から、この興善はもともと堺の人であった可能性が出てきました。堺でイエズス会の代理商人として、南蛮船で九州へと運ばれてくる荷物を、上方でさばく仕事をしていたようなのですが、そこで蓄財して博多へ、さらに長崎へと進出したようです。北九州では秋月にも支店を構えるなど、広く商売していたようですね。

現在、末次平蔵に関する歴史愛好家向けの本を執筆中で、いろいろな史料を再読中に見つけました。
であるとすれば、末次家が得意にした貿易への共同出資あっせん業務は、やはり日明貿易からのつながりが濃厚になってきますね。
もう少し日明貿易の共同出資の実態が分かると良いのですが。

明日は堺へ移動予定です☆堺市のタウンページに末次という苗字の人がいるか、調べてみたいと思います。
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# by mihokodesousa1 | 2011-01-27 21:55 | 研究余録

メディアに取り上げていただけることになりました

とある旅行業界の業界紙に、私の本が取り上げていただけることになりました~016.gif
マイナーなマカオ研究やっていて良かったと思う瞬間でした。
しかも本を読んだ読者の方が、「これは!」と思って取材してくださるのだそうです。
あんな高値の本を宣伝していただくなんて、申し訳ないです072.gif
しかも著者の頭脳レベルが低くて、難解な学術書に仕上がっておらず、かといって一般向けでもない、中途半端な内容です・・・。
あんまり物語性のない、南蛮貿易商品と価格を羅列した3章は、実はもっとも引用していただいてる論文だと思います。ただし初出に間違いが多いので、できれば本の3章の方を引用していただきたいです。
個人的には8章が一番お気に入りです。
8章の主人公は、末次平蔵の敵役、長崎奉行竹中重義です。

末次平蔵は、最近まで朱印船貿易家としてはチャヤやアラキなんかよりはずっとマイナーでしたが、近年出た飯嶋和一『黄金旅風』で一躍有名になってしまいました。
修士論文の時から平蔵を追っている私としては、贔屓にしていた売れない俳優が、あっという間にスターになってしまったような一抹の寂しさが・・・。
でも『黄金旅風』は、あの時代の長崎がとってもよく描かれている小説だと思います。飯嶋和一の作品は、数年に1冊しか出ないだけあって、すごく勉強して書いてるなと感じます。
島原・天草一揆を描いた『出星前夜』も素晴らしいと思います。小説なのに読了に1週間かかってしまいました。
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# by mihokodesousa1 | 2011-01-13 21:06

南蛮貿易、大航海時代、マカオ、長崎など


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