新年ご挨拶

昨年は新しい出会いもたくさんあり、充実した年だったように思います。
今年は担当史料集の出版の年なので、これがメインになりますが、好きなことを仕事にできるのは本当に有り難いことなので、頑張りたいと思います。
今年前半は、かなりの数の講演・原稿のご依頼をいただいております。講演は一日限りなので、なんとか泥縄でもこなしますが、原稿の方は、すでにかなり遅れ気味です。スミマセン・・・。
さしあたって大きなものは、3月にある南蛮漆器のシンポジウムとその翌週の石見銀山のシンポジウムでしょうか。石見銀山のものは、世界遺産指定10周年で、今年は島根県でも大規模な展示がおこなわれるので、そのPRになります。
また詳細が判明次第、アナウンスいたします。
講演の依頼は、マテリアル・カルチャーに関するものが多いですね。南蛮文化はやっぱり華やかなので、私も楽しんでお話させていただきたいと思います。
キリシタン史は研究者が、プロ・アマ含めて結構多いのと、大先生方がご活躍なので、なかなか私にまではまわってきません。まだ矢面に立つ覚悟がないので、これで良いのだと思います。
皆様の2017年が良い年でありますように。

私の地元 瀬戸内の海
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# by mihokodesousa1 | 2017-01-03 23:14

新刊紹介

奴隷の本の発売は、4月末を予定しております。まだゲラも出てない・・・。

その前に、まもなく鹿毛敏夫編『描かれたザビエルと戦国日本』(勉誠出版)が出版されます。
岸野久先生、木村三郎先生などのこの分野のパイオニア的方々の論考や拙稿も収載されております。

詳細はこちら

2年前の共同研究の成果です。最近分かってきたことですが、イエズス会に限らず、日本に来たヨーロッパ人宣教師は、スペインでもポルトガルでも北部出身者が多い気がします。そこにはバスク地方も含まれます。
この共同研究ではバスクを周ったのですが、その頃にはまだ気がついていなかったので、
なんとなくで漁村巡りとなってしまいました。料理もおいしく、良いところでした。
個人的には南スペインの海と気楽な感じが好きです。
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# by mihokodesousa1 | 2016-12-21 22:48

上海で講演、マカオで新聞インタビュー

先週、上海の復旦大学文史研究院からご招待いただき、講演してまいりました。
タイトルは「飲食文化史」。夏の東文研セミナーの使いまわしです…。
担当の先生から「10人くらい来てたらOK」と言われたのですが、実際には50人近くの学生さんが来てくれました。さすが中国!「飲食」の話には人が集まるのですね。
中国ともゆかりの深い福砂屋さんの紹介から始まり、日本に南蛮文化が根付いていく過程を説明させていただきました。

帰国するとマカオの新聞社から「『沈黙』の映画化について」のインタビュー申し込みが入っていました。私がブログでイチャモンつけているのが、すでに国際的に広まっているのか?

この1か月で、天正少年と支倉使節、別々の取材が三件もあり、南蛮分野では圧倒的にメジャーなテーマだけに、私に取材しなくても、たくさん本が出てますけど、とは思いますが、一応丁寧に対応させていただきました。来年は上半期だけでもかなりの数の講演のご依頼をいただいております。ほとんどがキリシタン関係ではなく、南蛮貿易関係であることを考えると、南蛮貿易の分野も疎かにせずに、「アタシの守備範囲」として、テリトリーを固めておきたいと思います。
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# by mihokodesousa1 | 2016-12-12 22:52

名著で読む世界史

ずいぶんと前に、原稿を入れて、その後どうなったかなーと、たまに思い出していた『名著で読む世界史120』(山川出版社 1800円)が刊行されました。
私はトメ・ピレスを担当させていただきました。

ささっと目を通しただけですが、世界史の重要なポイントを、基本文献の解説からよみとく、なかなかの良書です。自分が普段知らない地域や時代のことも、この本なら手軽に知ることができそうです。
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# by mihokodesousa1 | 2016-12-01 22:43

映画『沈黙』について

ハリウッド映画『沈黙』がついにロードショーにこぎつけるということで、すでに日本では宣伝が喧しい状態です。
自分の授業では、まだ篠田版を使っています。原作にはない、ソフトエロなシーンがやや(というか結構)入っているので、そこは早送りにしますが、基本的にはセリフも、原作に忠実だと思います。
素人さん?かと思うロドリゴ役の俳優も、丹波哲郎の中途半端な外国人特殊メイクも、最初はものすごい違和感でしたが、何度も見ていると慣れてくる感じです。キチジロー役のマコ岩松が、個人的にはとても良いと思います。

さて、ハリウッド版トレイラーを見た限りの感想。やはり日本人監督の作品ではないことが、ほんのわずかなシーンの描写でもわかりました。とくに「キリシタンの群衆」に、切実さがなさすぎて、ツライ。まさにただの「群衆」。
主役はヨーロッパ人の宣教師だから、こうなってしまうというのは分かるのですが、原作の大きなテーマは、ヨーロッパ人宣教師個人の内面的な葛藤だけではなく、日本のキリシタンの本質と、ヨーロッパ人宣教師が「理想」化していた、日本のキリスト教状況との、激しいイメージ・本質落差であったりすると思うので、そこがほとんど描ききれていないように、「トレイラー」では見受けられました。

第二次世界大戦の日本軍と欧米人捕虜を描いたこれまでのハリウッド映画に、似た感じの作りなのでは?という印象です。また日本人の残虐指向が世界的に強調されてしまうかも。確かにこの時代の拷問は、想像を絶する残酷さですが。
本編が素晴らしい出来だったら、申し訳ありません・・・。あまりに期待が大きい分、本編の評価がある程度出て、心の準備ができてからしか見たくない、と思っています。DVD鑑賞になるかも・・・。
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# by mihokodesousa1 | 2016-11-29 11:45

南蛮貿易、大航海時代、マカオ、長崎など


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