キリシタン史論考新作二点

これと『日本宗教文化史研究』第22巻第1号「日本人のキリスト教受容とイエズス会の適応」

世界遺産化に反対しているわけではないですが、「世界遺産」指定を勝ち取るために、「殉教史観」を前面に出してプロパガンダにしたことは、キリシタン史研究を半世紀分くらい後退させる危険を孕んでいることは、指摘しておきます。私は今年もキリシタン史の単著は書けそうにありませんが、宮崎賢太郎先生、五野井隆史先生、中園成生氏が頑張っておられるので、当面、それらのご著書で関心ある方の知的好奇心は十分に満たされることと思います。宮崎先生の本の内容は、「殉教史観」とは真逆のところにあって、批判も多いようですが、私は大いに支持しております。密かに昨年出版された高瀬弘一郎先生の大著『キリシタン時代のコレジオ』も圧巻です。個人的には、今までの高瀬先生のご著書の中で、一番凄いと思うのですが、あまり話題になっておりません。今までのご著書が受賞などし尽くしてしまったためでしょうか。現在、アマチュア、作家、研究者入り乱れて、キリシタン史が盛況なので、しばらく傍観しております。


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by mihokodesousa1 | 2018-06-28 14:36

南蛮貿易、大航海時代、マカオ、長崎など


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